ランランとグレープの会話より
グレープ: | 「ねぇ、ラン姉ちゃん、パパとママのお話、聞いた?ママがちんぶんの、 読んでるちとのお話が出てるコーナーを読んでおしゃべりちてた事。」 |
ランラン : | 「ええ、聞いたわ。虐待された人のと、捨てたヒトのね.........。 毛や皮を剥いだり、あたち達のシッポを切ったりするヒトが居るんですってね。 それに、もうあたち達の面倒を見れないからって、あたち達の知らない、 遠い所に置き去りにしたりね。 あたちを産んでくれたママが言ってたわ。 『私達ネコだって、同じ命なのにねぇ。 ヒトは突然に家も水もご飯もなくなる、そんな境遇に置かれる事を、 少しでも考えているのかしらねぇ。 お前も気を付けるのよ』ってね。 グレープ、あんたには解らないと思うけど、外で一人で生きて行くのは、 本当に 大変な事なの。そんな中に、あたち達を欲しがってたヒトが置き去りに するなんて.....。」 |
グレープ: | 「じゃあ、あたち達、ヒトを信じちゃいけないの??」 |
ランラン : | 「でも、パパとママは違うでしょう?ヒトにも色々なヒトがいるのよ。」 |
グレープ: | 「だけど、だけど、ママはあたち達を病院に連れて行ってちゅじゅつさせたのよ。」 |
ランラン : | 「あたち達の”愛のおたけび”で、パパとママのご近所さんから、 パパとママが出て行け! って言われたら? あたち達のお家もなくなるし、パパとママのお家がなくなったらパパ達は あたち達と居られなくなるかもしれないのよ。 それに。もしあたち達に赤ちゃんネコが産まれたら? あたち達からは平均して6匹くらいの赤ちゃんが産まれるのよ。 とてもママのお家では無理だわ。と、なると、あたち達の可愛い子供達は? 別な優しいパパやママに絶対出会えるかしら? 子供達を欲しいと言うヒトが居なかったら? パパとママはあたち達の子供にも無責任でありたくないから、あたち達に 避妊手術をさせたのよ。解るでしょう?」 |
グレープ: | 「ちょうか、ちょんな訳があったのね。でもでも! パパもママもおもちろそうな、お外にだちてくれないもん。」 |
ランラン : | 「あら、それは、もしあたち達が車に轢かれたら? それに、怖い目に遭って逃げるのに夢中で迷子になって お家に帰れなくなったら? あんな大きな車に轢かれたら間違い無く こんなに小さなあたち達だもの、死んじゃうわ。 迷子になって知らないヒトに連れて行かれて皮を毟られたり、 動物実験の実験室に連れて行かれたら?? ママはこの前、HPで目をえぐられて、死ぬまで電気ショックを与えられ続けた ネコさんの写真を見たって言ってたわよ。」 |
グレープ: | 「わぁ、じゃあ、お外は怖いのね。どちてもお外に行きたかったら、 ママにお願いちてリードでお散歩ちてもらうことにちゅるわ。」 |
ランラン : | 「そうね、その方が安全ね。さ、みんなが幸せな猫生を送れるように、 あの願い星にお願いしましょう。」 |
グレープ: | 「うん、ラン姉ちゃん。あたち達だけでなく、みんなが幸せになれますように。」 |
ある、星の綺麗な夜にランランとグレープがお話していた内容です |
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